2024年第4四半期における半導体ファウンダリグローバル市場の売上を発表〜強いAI需要と中国の回復を受けて前年同期比26%の伸びに〜 (3/6ページ)

バリュープレス

在庫レベルが適正化した上、広範な市場で緩やかなリバウンドが見られることがその理由です。TSMCは半導体ファウンダリ業界で抜きんでており、業界全体では2025年は前年比10%成長を見込んでいる中、同社は20%の売上成長を見込んでいます。TSMCの長期見通しも強気で、2024年から2029年にかけてCAGRで20%の売上成長を見込んでいます。中でも、同期間でのAIアクセラレータ売上はCAGRで40%台半ばの予想となっています。同社の2024-2029年売上見通し、AIアクセラレータ関連の売上予測の両方とも市場の期待を大きく上回るものでした。

Samsung Foundryの売上は2024年第4四半期に前四半期より若干減少しました。Androidスマートフォンの需要が期待以下だったことが主な理由です。低い稼働率と、おそらく最先端ノードの開発に関わると思われるR&D費用が、もともと重荷になっていたところにモバイル関連の需要が弱いことが加わったことがあり、売上シェアは2024年第4四半期に11%と、第3四半期の12%から下がっています。直近では厳しい状況にありますがSamsung Foundryは長期戦略を重視しています。同社は最先端ノードを使ったAIとHPC製品を増やし、2025年には売上を前年比成長させようとしています。同社は最先端ノードの競争力強化に乗り出しており、あわせて2nm GAA(Gate All Around:微細で高性能なトランジスタを構成する技術のひとつ)プロセスの開発を進め、2025年の量産開始を目指しています。

SMICの2024年第4四半期業績は、市場予想通りでした。同社の売上成長は、家電の回復と、中国における国産化によってもたらされています。同社の12インチウェハーの出荷は伸び続けていますが、8インチは2024年上半期に顧客が先行手配したこともあって低調なままです。生産能力増強と、この8インチの低調の影響で、SMICの全体の稼働率は2024年第4四半期には85.5%と、前四半期の90.4%から低下しました。中国の購入補助金と、米国の関税引き上げへの準備で生産を先行していることがあり、SMICの2025年第1四半期見通しは強気です。

「2024年第4四半期における半導体ファウンダリグローバル市場の売上を発表〜強いAI需要と中国の回復を受けて前年同期比26%の伸びに〜」のページです。デイリーニュースオンラインは、SMICファウンドリカウンターポイント社データセンターSamsungネットなどの最新ニュースを毎日配信しています。
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