2024年第4四半期における半導体ファウンダリグローバル市場の売上を発表〜強いAI需要と中国の回復を受けて前年同期比26%の伸びに〜 (4/6ページ)
しかし、同社は第2四半期と2025年下半期の見通しに関しては、強力な需要のけん引役の不在であるといったことと、業界全体の供給過剰を理由に慎重な姿勢です。
UMCの2024年第4四半期業績も、ほぼ市場予測通りでした。家電セクターからの特急案件がスポット的に入ったことで、結果的にウエハーの出荷は堅調でした。しかし、値下げ圧力と、1月の台湾地震が、同社の営業利益に影を落としており、2025年第1四半期の見通しは市場予測よりも控えめでした。Wi-Fi、TV、ディスプレイドライバーICなどの家電関連の需要は回復の兆しを見せてはいるものの、経営陣は市場全般の勢いはまだ欠いているとして慎重な姿勢のままです。UMCは、インターポーザ―技術、フォトニックIC、ディスプレイ向けの高電圧プロセスに、長期的な可能性を見出しています。しかし、これらが短期的に大きな売上増には繋がりそうにありません。同社は成熟ノードに関して2025年は一桁%台の下の方の前年比成長を見込み、おそらくはファウンダリ市場全体よりは高い伸びになるであろうと考えられます。それでも、稼働率が着実に回復をみせるかは不透明です。
GlobalFoundriesの2024年第4四半期業績は堅調でした。スマートフォンセグメントの季節要因での落ち込みを、好調なウエハー出荷で補いました。受注案件が立て込んだ自動車向けは成長の鍵になっています。また、オプティカルトランシーバー、衛星通信、AI推論向けチップの需要が高まっていることから、通信インフラやデータセンター向けの売上も、着実に伸びています。家庭および産業向けIoTにも回復の兆しがあり、前四半期からの売上の伸びに繋がっています。2025年第1四半期の見通しは、季節要因とマクロ経済の逆風によって、弱気ですが、それでも2025年通年で四半期ごとの売上成長を見込んでいます。自動車向けの勢い、AI関連の市場機会、消費者向け市場の安定化、といった要素がその売上成長見込みの理由です。
この四半期の各社業績に関して、カウンターポイント社リサーチアナリストAdam Chang氏は次の通り述べています。