古代人もやっぱりウナギ好き!古代の日本人は何をどう食べていた?木簡や古文書から読み解く当時の食文化【前編】 (3/3ページ)

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長屋王(Wikipediaより)

中には金銭出納簿のような木もあり、市場で食材を買うごとに「鮭五隻(匹)」が「百文」、「古鯖」が「五十文」、「鴨四羽」が「百文」と価格まで記されていました。

日常生活に近い場で使われた木簡の情報は、当時の肉声に近く、これなどは貴重な発見でした。

禁じられた食べ方

また、冷蔵技術が未発達だった奈良時代に魚をどう食べたかは、意外なところからもうかがえます。

天平9年(737年)に疫病が猛威を振るった際、諸国に通知された官符には、食事に関する指示がありました。

それによると、生魚は食べてはならず「煎炙」することとし、火を通すよう求める。干したアワビやカツオは食べてよい。サバやアジは干物も食べてはならない。アユは火を通しても食べてはならない――。

アジの干物

このように「食べるな」と指示が出るということは、見方を変えれば、生も含めてそういう食べ方がなされていたということでもあります。

【後編】では、このように想像以上に多彩で豊かだった当時の食事メニューについて、意外な問題点があったことを説明します。

参考資料:
中央公論新社『歴史と人物20-再発見!日本史最新研究が明かす「意外な真実」』宝島社(2024/10/7)
画像:photoAC,Wikipedia

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