大河ドラマ『べらぼう』で水樹奈々が演じる、実在した女性狂歌師・智恵内子とはどんな人物なのか?予習 (2/3ページ)

Japaaan

「智恵が無いしor無い子」と女房名の「~内侍(ないし。例:小式部内侍など)」をかけた洒落でした。

こんな狂号を名乗るあたり、彼女は謙遜と奥ゆかしさ、そしてユーモアを兼ね備えた女性だったのでしょう。

※便宜上、以下「智恵内子」で統一します。

やがて成長した智恵内子は江戸の京橋北紺屋町で湯屋を経営していた大野屋喜三郎(のち元木網)と結婚します。

結婚の時期は不明。ただし喜三郎の娘が宝暦13年(1763年)に夭折しているため、智恵内子が娘の生母とすれば、これ以前に結婚したと考えられるでしょう。

大野屋喜三郎もまた狂歌師として活躍しており、狂号は元木網(もとの もくあみ)。元の木阿弥に由来しますが、彼の人生で何があったのかと気になりますね。

二人の間には娘が生まれており、彼女は後に幾地内子(いくじの ないし。意気地無し)と名乗りました。引っ込み思案な性格だったのでしょうか。

江戸の三内子

智恵内子(左)と元木網(右)。『古今狂歌袋』より

智恵内子は明和6年(1769年)ごろから夫と共に狂歌師デビュー。夫が主宰する落栗連(おちぐりれん)に参加して、数々の作品を発表しました。

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