小学校教諭(20代)が児童に暴力 胸ぐらをつかみ「何か言わんかい!」 被害児童は『後頭部を2針縫うけが』
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大分県

大分・日田市教育委員会は29日、市立小学校に勤務する男性教諭(20代)が、児童への暴力行為で、けがを負わせたと公表。
トレンドニュースキャスター取材班は、市教委から詳しく話を聞いた。
教諭は感情的になり…市教委によると、今月24日、教諭はトラブルになっている2人の児童を発見。
そのため、給食の準備時間中に、廊下で2人に対して指導を行った。

その後、1人の児童を教室に戻したが、もうひとりの児童への指導は続けた。
指導中、児童が辻褄が合わないことを言ったため、教諭は感情的になり、左の胸ぐらをつかんだ。
そして、児童をつかんだまま、1回揺らした。
頭をぶつけ出血その際、児童は何も話さなかったため、教諭は「何か言わんかい!」と語りながら、再度揺らした。
このとき、児童は教室のドア付近に頭をぶつけ、出血。
そのため、児童を保健室に連れて行き、養護教諭が滅菌ガーゼを貼る処置を行った。

なお、保健室では、出血は止まっていたという。
養護教諭は児童が病院を受診する必要性を感じ、担任が保護者に連絡。
後頭部を2針縫うけが校長は、児童の様子を見に来たが、顔色が良かったこと、出血が止まっていたことなどから、救急搬送は必要がないと判断した。
午後1時15分ごろ、保護者が児童を迎えに行き、病院を受診。

児童は、後頭部を2針縫う処置を受け、全治10日間の診断だった。
児童の胸元にはあざその後、保護者は学校に行き、けがの状況を報告。
校長と当該教諭が、保護者へ謝罪した。

また、今回の事案について、保護者が警察へ相談。
そして、教諭が強くつかんだ影響で、児童の胸元にはあざが残った。
当該教諭は自宅待機中被害児童は24日以降、学校を休んでいるが、ゴールデンウィーク明けに復帰の意向だという。
当該教諭に対しては、校長が自宅待機を指示。
また、市教委の聞き取りに、教諭は「自分の指導力不足で感情的になり、体罰行為に頼ってしまった。言葉で諭(さと)せなかった」と話した。
市教委の担当者は、トレンドニュースキャスターの取材に「被害児童のケアに全力を尽くしたい。また、当該教諭が過去にも体罰行為をしていた可能性がある」。
「こちらに関しても調査を続け、県教委への報告を引き続き行っていく」と語った。

児童の心と体に、傷を与えた男性教諭の責任は、極めて重い。
今後、当該教諭への懲戒処分を、県教委が判断していくことになる。