【史実】北川豊章とは何者?誰袖花魁の未来、将軍家の緊急事態…大河『べらぼう』放送内容の解説と考察 (3/7ページ)
孤独と狂気の末に濡れ衣を着せられ、非業の末路をたどった平賀源内。エレキテルの失敗をとって人々から「イカサマ師」などと蔑まれていましたが、彼はプラスの遺産も多く残していました。
その一つが蔦重へ贈った耕書堂の号であり、いま一つが田沼に献じた領国経営の施策です。
どちらにも共通するのは「民を富ませ、公益を追求すること」。広い視野をもって日本をよりよい国とするために、学問と政治の重要性が伝えられました。
こと蔦重にとっては今回の販路拡大戦略が、江戸の市中と吉原で権益を争っていた狭い視点を脱し、日本全国への雄飛するキッカケとなっています。
生前こと晩年は評価の低い平賀源内ですが、もう少し長生きできていれば、大逆転の恩恵を享受できたかも知れませんね。
緊急事態!御三家&御三卿に男児なし?
事態を告げられ、愕然とする田沼意次。NHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより。
時は安永9年(1780年)、徳川家基(奥智哉)亡きのち将軍家の後継者たりうる男児がいない事態に陥ってしまいました。