イタコのルーツ!?“あの世とこの世”をつなぐ女神「ククリヒメノカミ」が今も全国で崇拝される理由【日本書紀】 (2/3ページ)
古来、巫女は祖先の霊や神の言葉を伝える役割を担っていました。現代では死者の言葉を伝えるというと、イタコが思い浮かぶかと思います。
イタコは口寄せを行う巫女とされているので、ククリヒメノカミはイタコの先祖とも考えられるのです。
白山信仰の主祭神として君臨日本の神様は「古事記」に登場していると思うでしょうが、ククリヒメノカミは古事記には出てきません。日本書紀で名前がわずかに触れられているだけの女神なのです。
そういった扱いであるにもかかわらず、全国に広がっている白山信仰の主祭神・白山比咩神と同一神とされ祀られています。
白山信仰は山岳信仰であり、その総本山は石川県にある白山比咩神社です。ここから分霊された白山神社は全国に2,000社以上もあります。
白山比咩神社、外拝殿(wikipediaより)
ちなみに古事記は物語のような内容ですが、日本書紀は年代順にエピソードを記している書物です。小説のように楽しむなら古事記がおすすめと言えますね。