朝ドラ「あんぱん」柳井寛先生(竹野内豊)のモデル・柳瀬寛の生涯 〜 惜しみない愛情がアンパンマンを育んだ! (1/3ページ)
朝ドラ『あんぱん』には、多くの魅力的な人物が登場します。
主人公であるのぶとたかしが、周囲の人物との出会うことで、のちに国民的作品となる『アンパンマン』へと繋がっていきます。
ここで取り上げるのは、たかしの伯父・柳瀬寛(ドラマ中では柳井)です。
作中では昭和初期の高知・後免町には白壁の「柳瀬医院」が建っていますね。その院長先生が寛です。
実在した寛は、医師として町の子どもたちの健康を守りつつ、夜はサロンの主人として琵琶やスコット・ジョプリンのレコードを流す文化人でもありました。
彼は弟・柳瀬清の忘れ形見である崇(のちの やなせたかし)と千尋を引き取り、第二の父として未来を指し示した人でもあります。その生涯はわずか50年という短いものでした。しかし彼がたかしに伝えた愛情や優しさは、やなせたかしのペン先から〈アンパンマン〉へと受け継がれています。
医師としての歩みと文化人の顔明治22(1889)年ごろ、柳瀬寛は、高知県香美郡在所村朴ノ木(現・香美市香北町朴ノ木)にあった柳瀬本家で生を受けたと考えられます。