『べらぼう』のべらんめえ口調(江戸弁)カッコいい!と思った人必見「粋」と「いなせ」はどう違う?
大河ドラマ「べらぼう」を観ていて、”べらんめえ口調”の「江戸弁」がかっこいい!と思う人もいるのでは?
ちくしょーめ、なんてぶっきらぼうな言葉ですが筆者も使いたくなっちゃいます。
さて、江戸っ子と言えば「粋でいなせ」。でも、「粋」と「いなせ」の違いをしっかり説明できる人は少ないのでは?
江戸八景 日本橋の晴嵐 画:渓斎英泉 国立国会図書館デジタルコレクションより出典
粋辞書(大辞泉)では粋について
「気持や身なりのさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気をもっていること。」
とあります。
粋は、「無粋、純粋」などにも使われる漢字ですね。「粋」は江戸時代に広まった美意識の考え方で、言葉の対象は性別問わず使われます。「姉さん、粋だねぇ」「粋なオトコだねぇ」などよく聞きますね。
「粋な計らい」という言葉がありますが、これは相手が喜ぶであろうことをさりげなく行うことを意味しており、気が利いていて人情味溢れる行動を表しています。
これに対して反対語は野暮。「この野暮天!」と扇子でぺちっとはたく様がぱっと目に浮かびます。
鯔背(いなせ)いなせは「鯔背」と書きます。調べると、
「粋 で、勇み肌で、さっぱりしているさま。その容姿や、そういう気風の若者。」
とあります。
そもそも鯔背とは何でしょうか?
日本橋魚河岸の若者の間で流行した、鯔背銀杏(いなせいちょう)という髷が由来しているという説があります。鯔背銀杏は形が鯔(ボラ)の背に似ていることからその名がつけられました。
髷をまっすぐではなく、ちょいっと曲げてのせるやつですね!
魚河岸に働く若者は男性なので、「いなせ」は男性に対して使われる言葉です。
まとめると、
・粋…男女ともに使われて、さっぱりとした性格や行いを指し、またそこに色気がある様子
・いなせ…粋で気風のいい、主に若い男性のこと
「粋」と「いなせ」は同じような意味合いでありつつ、使う対象が違うことが分かりましたね。
さあ、あなたも明日から粋でいなせな姉さん・あにさん目指して頑張りましょう!
「七ツ伊呂波東都不二尽 ろ 本町丸綱五郎・日本橋富士 (七ツいろは東都富士尽)」一勇斎国芳
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