江戸時代、船でひと回りする間に体を売る女性「船まんじゅう」値段は800円だった!? (2/3ページ)
船でひと回りする間に商売していた船まんじゅう
盲文画話より(国立国会図書館デジタルコレクション)
船まんじゅうは川岸で客に声をかけて、話がまとまれば客を船に乗せて水上へ船を出します。彼女たちが乗る船は、2人か3人程度しか乗れない狭い船でした。
また、船まんじゅうしか乗っていない船もありましたが、船頭が乗っていれば、ひと回りの時間は船頭のさじ加減だったそうです。そのため、30分の場合もあれば、1時間のときもあったとか。
盲文画話より(国立国会図書館デジタルコレクション)
船まんじゅうは最下級の遊女なので、30分でも1時間でも値段は32文だったそうです。ちなみに、32文は現代の価値にすると800円だとか。同じく最下級といわれる夜鷹の相場が24文だったので、夜鷹よりは少し上だったのかもしれません。
船まんじゅうの中でも有名だったお千代
最下級の娼婦である船まんじゅうですが、そんな中でも有名になったお千代という船まんじゅうがいました。江戸時代の風俗や珍しい話をまとめた書物「只今御笑草」に、「ぽちやぽちやおちよ」という言葉が残っていることから、よほど印象深い娼婦だったのでしょう。