実は「敗者」が日本を動かした!旧幕臣が支えた明治政府、重用された名もなきノンキャリア組の実態【後編】 (2/4ページ)
・大鳥圭介=箱館戦争で降伏し、赦免後は開拓使などに奉職。幕府陸軍の近代化に尽力した。日清戦争時には外交工作を担当した。
・前島密=維新後、英国の郵便事業を視察して郵便ポストや切手制度などを導入し「郵便の父」と呼ばれる。
・西周=幕命でオランダ留学し哲学を学ぶ。後に陸軍省などに勤め、文明開化の啓発団体「明六社」の創設に参加した。
ノンキャリアが支えた草創期
有力な旗本出身で、新政府でも要職に登用された旧幕臣はいわば「キャリア」であり、新政府を実務で支えた無名の人々は「ノンキャリア」であるわけですが、最近は、こうしたノンキャリアに位置づけられる人の維新後の足跡と功績が最近は注目されています。
例えば江戸時代に蝦夷地(北海道)の支配と警備を担当した箱館(函館)奉行所には、小禄の旗本・御家人がいました。