幕末の志士たちはなぜ命を賭けた?日本を近代国家へと導いた「理念の連鎖」の記録 (3/5ページ)

Japaaan

彼が考えた「船中八策」は、中央集権的な政府を構想し、藩をこえた国家運営を可能にしようとするものでした。彼の動きは、幕末の政治を武力ではなく交渉によって変えていこうとする、きわめて近代的な発想でした。

こうした流れの中で、1868年に「王政復古」が宣言され、幕府は政権を朝廷に返上します。これを機に明治新政府が成立し、日本は近代国家への歩みを本格的に開始することになります。

板垣退助

志士たちの理念は、明治に入るとさらに発展します。とくに板垣退助は、フランスの自由主義思想に強く影響を受け、国民が政治に参加する権利を訴えるようになります。彼が起こした「自由民権運動」は、明治10年代に全国的な広がりを見せ、言論・集会の自由、議会の設置、憲法の制定といった、近代民主国家に不可欠な制度の実現をうながす大きな原動力となりました。

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