幕末の志士たちはなぜ命を賭けた?日本を近代国家へと導いた「理念の連鎖」の記録 (4/5ページ)
※参考記事:
自由民権運動の英雄・板垣退助の意外な過去!出世を目指した軍人から転身した理由とはもちろん、幕末の志士たち全員が初めからこうした近代的な自由や民主主義を意識していたわけではありません。しかし、幕府の旧体制に対する反発、国家の危機に対する責任感、新たな国づくりへの情熱のなかに、確実にそうした理念の「萌芽(ほうが)」は存在していました。
幕末の志士たちは、時代を動かすきっかけを作った人々です。彼らが掲げた理想やとった行動は、明治以降の近代国家建設の道へとつながっていきます。旧来の秩序をこわし、新しい国のかたちを模索した彼らの志は、まさに「理念の連鎖」のはじまりと言えるでしょう。
その連鎖は、自由民権運動を経て、憲法制定と帝国議会の開設につながり、やがて現在の日本社会の基礎となっていきました。彼らの歩んだ道のりは、けっして一直線ではなく、失敗や矛盾も多く含んでいましたが、それでも一歩ずつ、日本を近代国家へと導いた確かな足跡だったのです。
