実は歌川国芳の画才は娘に受け継がれていた。幕末に女流絵師として活躍した2人の娘たちの生涯 (4/4ページ)
女性の髪飾り)に絵を描く内職で糊口をしのいでいました(熊耳耕年の回顧による)。
また新聞「萬朝報(よろづちょうほう)」明治30年(1897年)12月14日付記事によると、ヨシは娘と本所区吉岡町(墨田区)に住み、皮絵を描いて生業としていたことが報じられています。
夫の基英は死別したのでしょうか。あるいは離婚したのかも知れませんね。
以降については詳しい記録がなく、没年などは不明となっています。
終わりに今回は歌川国芳の娘たちについて、それぞれの生涯をたどってきました。
若くして世を去ってしまった姉のトリは気の毒ですが、晩年は不遇だった?妹のヨシも気になるところです。
ヨシの娘にも、祖父・国芳の画才は受け継がれたのでしょうか。
彼女がどんな人生を歩んだのか、その子孫は今も続いているのか、気になりますね。
※参考文献:
『太田記念美術館紀要 浮世絵研究』第10号、2019年10月 飯島虚心『浮世絵師歌川列伝』中公文庫、1993年6月 柏木智雄ら『はじまりは国芳 江戸スピリットのゆくえ』、大修館書店、2012年11月日本の文化と「今」をつなぐ - Japaaan