明治政府に消された天才的幕臣『小栗忠順』が危険視された理由。2027年大河ドラマ主人公にも決定 (2/3ページ)

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しかし、江戸城内のどこを探しても幕府御用金は見つからず、金蔵も空っぽ。そこで、明治政府は「幕府側の人間が幕府再興を目論み、軍資金をどこかに埋蔵したのではないか」と、捜査を開始します。

勘定奉行

明治政府は、まず江戸幕府の財政を管理・監視いていた勘定奉行に目をつけ、徳川埋蔵金の行方を捜査することに。その捜査の手は、幕府内で最も優秀と言われていた勘定奉行「小栗忠順」のもとまで及びます。

もとより、小栗が幕府の財政責任者であったこともあり、「小栗が幕府の金を持って逃げたのではないか」という噂も飛び交っていました。そのため不幸にも、幕府御用金隠しの容疑者となってしまった「小栗忠順」、一体どんな人物だったのでしょうか。

小栗忠順

勘定奉行として最も優秀だといわれた小栗忠順ですが、幼い頃は頭が悪く、周囲から敬遠されていました。成長するにつれ、才能を発揮しだしたそうです。

小栗はのちに、西洋式火薬工場や横須賀製鉄所の建設、そのほか兵庫商社を設立。現代社会では当たり前になっている社内教育、雇用規則、残業手当、簿記、人事労務管理などを取り入れ、近代化への礎を作りました。

こういった活躍から幕府の財政責任者に任命され、勘定奉行となったのです。

危険視された天才

小栗は大政奉還後、新政府軍(明治政府)と旧幕府軍(江戸幕府)との間で起こった鳥羽伏見の戦いで、最後まで徹底抗戦の構えをとっています。このとき小栗は、「相手の後続を砲撃で足止めし、箱根で孤立した相手を殲滅する」という作戦を立てていました。

結局、実行されることはありませんでしたが、もしこの作戦が実行されていれば新政府軍は殲滅され、旧幕府軍が巻き返した可能性があります。

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