『べらぼう』歌麿の兄弟弟子!師・鳥山石燕が育てた2人の女性浮世絵師の正体を史料から追う (2/4ページ)
鳥山石燕・勇助(喜多川歌麿)・石仲女「獅子屏風図」。右端に石仲の署名がある。
石仲女(また石中女)は宝暦13年(1763年)生まれ。その出自や家族などについて、詳しいことは分かっていません。
石燕門下の歳旦帖(※)に名前があることから、弟子であることは確かなようです。
(※)年始の挨拶に贈られた弟子たちのリスト。
彼女の作品としては、武蔵国の円融寺(埼玉県秩父市)に奉納された絵馬「紫式部の図」が知られています。
絵馬の脇に「安永四未九月 石燕門人石中女十三歳筆」と記されていました。
安永4年(1775年)時点で13歳(満12歳)ということは、そこから逆算して宝暦13年(1763年)生まれということになります。
浮世絵師としての活動は安永年間(1772〜1781年)ごろと言われ、それ以降についてはやはりよく分かっていません。
