猿回しから生き人形、そして鬼娘まで――江戸時代の「テキヤ」が行っていた見世物がヤバすぎた (2/3ページ)
日本初の海外公演
このように、テキヤは屋台や夜店のような商売だけではなく、サーカスのような商売も行っていたのです。
現在、世界にはさまざまなサーカス団がありますが、近世後期は日本の曲芸が世界最高峰のレベルを誇ったと言ってもいでしょう。
こうした曲芸は幕末になると海外でも知られるようになり、早竹虎吉という人物は日本人として初めて海外公演を行っています。
早竹虎吉「江戸の花」1857年歌川国芳画(Wikipediaより)
虎吉の芸は手やひもの上で独楽を自在に操る「曲独楽」、1人で2人が相撲を取っているように見せる「一人相撲」などがあり、いずれも人気を博しました。
「怖いもの見たさ」もアリこうした見世物では、籠や貝、瀬戸物などで伝説の人物や鳥獣草木の巨大な人形・細工をつくり、興行にかける細工見世物も好評でした。
中には、妖異や怪異といった非日常空間を大胆に表現したものもあったようです。