あなたもいかが?歴史上の権力者たちを虜にしてきた香木『蘭奢待』の香りを現代に再現【奈良・正倉院】 (2/3ページ)

Japaaan

香木の種類:不詳(ジンチョウゲ科アクイラリア属・同科ギリノプス属) 命名の由来:東大寺という漢字を隠した、言葉遊び 命名の理由:東大寺に火をつけるのは縁起が悪いため、もじった 史料の初見:『新札往来』貞治6年(1367年) 生育地域:東南アジア(インドシナ半島)の山岳地帯(ラオス?ベトナム?) 生育時期:8世紀後半~9世紀後半(西暦750~900年ごろ) 採取時期:宝亀3年(772年)~元慶9年(885年)ごろ 香り部位:材内師部(二次成長時に生じる内部組織)の損傷部から沈香が生成 主な成分:3-フェニルプロピオン酸 香り成分:ラブダナムなど 截香箇所:38ヶ所 截香回数:約50回(同じ個所を繰り返し切り取り) 主な截香者:足利義満(室町3代将軍)・足利義教(同6代将軍)・足利義政(同8代将軍)・織田信長・明治天皇など

沈香(じんこう)とはジンチョウゲ科の樹木が傷ついた際に生成された樹脂を指し、沈香という名前の樹木がある訳ではありません。また、すべての原木が香りを発する訳でもないようです。

またインドシナ半島産の沈香をシャム沈香(シャムはタイ王国の別称)、インドネシア産の沈香をタニ沈香(パタニ王朝に由来)と呼び、それぞれ香りに個性があります(シャム沈香は甘め、タニ沈香は苦め)。

蘭奢待の香りを現代に再現

現代科学を駆使して、蘭奢待の香りを再現(イメージ)

ラブダナムとはシストローズ(シスタス・ラブダニファー)の樹脂から抽出され、濃厚な甘さと力強いスモーキーな香りがアンバーグリスを思わせます。

ただし蘭奢待の香りはそれだけでなく、いくつかの成分が混ざり合っていたため、調香師(香料調合の専門家)がその再現に挑戦しました。

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