朝ドラ『ばけばけ』ヒロインのモデル 小泉セツの故郷「松江藩」が歩んだ激動の幕末・明治 (4/4ページ)
やがて同校は島根師範学校から、島根大学教育学部へと連なっていきました。
劇中でヒロインのトキは、子供時代に「教師になりたい」と言っていましたね。女性が教育者となることが、当然の時代へとなっていくのです。

島根大学松江キャンパス。教育学部は小学教員伝習所の流れを汲む。
松江藩の士(旧武士)の転身
明治を迎え、松江藩の武士の身分も大きな変化を遂げました。
江戸時代の松江藩の武士身分は大きく「士」と「卒」に分かれていました。前者が藩政を、後者が下役実務を担いました。
明治時代に入ると、藩士の多くが警察官・官吏・教員のほか、理髪店(床屋)など商工業へ転身。生計を立てるべく、各界で活躍していきます。
明治になると、武家の生活空間であった武家屋敷なども売却が進んでいきました。
特に象徴的だったのは、明治8(1875)年の松江城の払い下げです。ここで松江城は天守以外の建物が解体されました。
武士たちの時代は、松江でも静かに、確実に終わりを告げていたのです。
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