【べらぼう】歌麿と定信…異なる2人の意外な”共通点”に視聴者ため息。まさか「そうきたか」 (3/4ページ)
裏切り者たちを呪詛する定信。大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」公式サイトより ©️NHK
いっぽう松平定信は、自身をおいてこの難局を乗り切れる者はいない……そんな自負から賭けに出たようです。
身を引くと言えば、きっと引き止めてくれるだろうと読みました。
周囲は「心を入れ替え」て自分に賛同してくれるようになったし、肝心の上様(家斉)は「これからもそなたに政治を任せたい」との仰せです。
これからは、将軍になったつもりで政に励むのだ。東照大権現(家康)様も御笑覧あれ……日光の方角を拝んでいざ大老「格」へ……進むと思っていたのに。
家斉「休みたいと言うなら、その願いを聞き届けよう。今までご苦労であった」
今まで示し合わせていたつもりが、まさかここで梯子を外されました。
「辞めたい」と言って「辞めていいよ」と言われたら、もう後には引けません。
今さら「いや違う、そうじゃない」「実は大老になりたいための小芝居だったんです」などとは言えないし、言ったら言ったで政治生命は終わりでしょう。
オロシャ問題は一段落し、倹約の成果で財源もばっちり。それもこれも、みんな越中守(定信)のお陰です。
いやぁ本当にありがとう……かくして用済みとなった定信は、表面上は自ら退く形で、江戸城を去るのでした。
