縄文時代の貝塚は単なる“ゴミ捨て場”ではない!350体もの人骨が発掘された事実に見る縄文人の死生観 (2/3ページ)
さらに、使い終わった土器や石器などの生活道具も貝塚から見つかります。それらからは狩猟や漁労の方法や調理法などの日常生活を伺うことができます。
貝塚から見つかる墓や骨から見えてくること貝塚からは祈りの道具と思われる土器や土偶、そして墓や人骨、副葬品などが見つかることがあります。
例えば北海道の「高砂貝塚」では、貝塚の下から多数の墓が見つかり、数十体の人骨が発掘されました。
人骨は頭を同じ向きにし、ヒスイなどの玉類や黒曜石の石鏃等の副葬品を伴ったものや、ベンガラ(赤色顔料)が撒かれていたものなどがありました。
弥生時代〜古墳時代の遺物が赤く塗られていたのは何故か?〜「赤色」をめぐる古代人の精神性また渥美半島の「吉胡貝塚」では、350体以上の人骨と、人と同じように丁寧に埋葬された18頭のイヌの骨も見つかっています。
一説には、縄文人は「不要になったモノ・役目を終えたモノをあの世に返す」という世界観を持っていたと言われています。
それは単なるモノにとどまらず、動植物や人間までもがその対象であったと考えられるのかもしれません。
