江戸から受け継がれる食文化に大注目!全国から蔵元が集う「にごり酢まつり」を取材 (2/3ページ)

今回、筆者の地元である広島県から参加していた尾道造酢のブースでお話を伺うことができました。
試飲させていただいたのは、酒かすに残るアルコール分のみで発酵させた「純粋赤酢」と、橙の皮から作った「橙果皮酢」の2種類です。
純粋赤酢は何百年も前から作られているという伝統的なもので、純粋な旨味とコクが特徴。酢の物に少し足すだけで深みが増し、マヨネーズに混ぜても美味しいそうです。
一方の橙果皮酢は、今まで廃棄されていた橙の皮を酵素で溶かして発酵させたアップサイクル商品。ほのかな苦みと香りがあり、ドリンクやお酒に混ぜるのに適しています。
「酢酸菌の認知度はまだこれからなので、こういったイベントで多くの人に知ってもらいたい」と語る担当者の言葉に、地元の蔵元の真摯な姿勢を感じました。
キーパーソンが語る、にごり酢の未来

イベントの開会式では、日本の発酵文化を見つめ続ける「発酵デパートメント」の小倉ヒラク氏が挨拶に立ちました。
「今、世界中のシェフたちが日本の発酵食品を探しに来ている」と語る小倉氏。特ににごり酢は、海外の顧客にも驚きと感動を与える商品だといいます。
「お酢をカジュアルに飲む、洋食でも和食でも使うという新しいお酢文化の始まり」と、今回のイベントを位置づけました。