幕末の人斬り・岡田以蔵はなんと拳銃を所持!勝海舟を護衛!史実が語る“悲劇の暗殺者”の実像【後編】 (3/4ページ)
土佐勤王党の一員でありながら、敵対するはずの幕府側の人間を守るというのは異例のことです。
これは、彼がただの命令待ちの人間ではなく、状況を理解し柔軟に判断できる人物だった可能性を示しているといえるでしょう。
まさかの拳銃使いさらに驚くべきことに、以蔵がフランス製のリボルバー、つまり回転式の拳銃を所持していたことも確認されています。
「剣一本で暗殺を請け負った」という昔ながらの刺客のイメージは、ここでも覆されるのです。
結論を言えば、特に司馬遼太郎の小説に描かれる岡田以蔵の姿は史実とは大きく異なっており、もはや同姓同名の架空の人物と考えるべきなのかもしれません。
本当の岡田以蔵は、郷士としての教養を持ち、武士としての役割を理解し、時には拳銃という最新の武器を使いこなしながら、政治の最前線で要人を守った人物でした。
