幕末の人斬り・岡田以蔵はなんと拳銃を所持!勝海舟を護衛!史実が語る“悲劇の暗殺者”の実像【後編】 (2/4ページ)
敵対者の護衛も
そして三つ目は、師である武市半平太に認められたい一心で、汚い仕事を引き受けたという筋書きです。
彼は尊王攘夷派の過激派として、京都町奉行所の役人を襲ったり、幕府のスパイと見なされた人物の殺害に関与したりしました。それは、上記のような動機に基づくという根強いイメージがあります。
しかしこれも誇張であり、彼の実際の活動を見てみると、暗殺よりもむしろ要人警護の任務が多かったことがわかっています。
例えば、京都では公家である姉小路公知や三条実美の護衛として江戸へ同行しています。
また、坂本龍馬の仲介で、幕府の重要人物である勝海舟の護衛を務めたのも有名な話ですが、これは事実です。
実際に刺客に襲われた勝を、以蔵が守ったという記録が勝海舟の回想録『氷川清話』に残されています。