戦国最強フリーランス忍者・加藤段蔵の狂気!卓越した才能ゆえに身を滅ぼした凄腕忍者の末路【前編】 (3/3ページ)
すると段蔵は、夕顔の実が生えているのを見つけ、その実を刀で切り落としました。その瞬間、木の上にいた男の首が地面に落ちたといいます。
なんだかわけが分かりませんが(そもそも本当なのかどうかも分かりませんが)、何らかのトリックを使ったのでしょう。
上杉謙信の不安この噂を聞きつけたのが、「越後の龍」こと上杉謙信です。
謙信は段蔵の能力を試すため、重臣である直江景綱の屋敷から、厳重に守られた長刀を盗み出すよう命じました。
段蔵にとってそれは造作もないことでした。彼は屋敷に忍び込むと番犬を毒殺し、長刀だけでなく寝所にいた少女まで連れ去ってしまったのです。明らかにやり過ぎです。
これほどの離れ業を見せたにもかかわらず、謙信の反応は冷ややかなものでした。
「これほどの術を使う人間を野放しにしておけば、いずれ自分の命も狙われるかもしれない」と考えた謙信は、段蔵を称賛するどころか、密かにその討伐を命じます。
危険な気配を察知した段蔵は、すぐさま越後を逃げ出しました。【後編】では、この後の段蔵の逃亡先と、彼の最期について解説します。
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