【製造業向けマーケティング支援】地方・家族経営の中小製造業が直面する「良いものを作っているのに売れない」課題に向き合う大勝製造所の取り組み紹介 (1/3ページ)
「地に足のついたマーケティング」で中小企業をサポートする Practical Marketing は、地方・家族経営の中小製造業が直面する「良いものを作っているのに売れない」という課題に向き合うマーケティング支援を行っています。地方の中小製造業の中には、長年培ってきた技術力や品質に自信があり、大手企業からの評価も高い一方で、自社商品としての販路開拓や情報発信に課題を抱える企業が少なくありません。高知県で手袋や靴下などを製造する大勝製造所もその一社です。コロナ禍を経て卸中心の販売が難しくなる中、同社が直面した課題と、1月から取り組み、現在進行中の取り組みを紹介します。本支援では、十分な資金や専任人材を確保できない中小企業の実情を前提に、無理な投資や一過性の施策に頼らず、限られたリソースでも実行可能なマーケティングの設計と実装に取り組んでいます。
良いものを作っていても売れない
地方・家族経営の中小製造業が直面する共通課題
地方の中小製造業の多くは、長年にわたり培ってきた技術力や品質を強みとしながらも、それを自社の言葉で伝え、継続的な販路につなげることに課題を抱えています。特に家族経営の企業では、営業や広報を専門に担う人材がおらず、「良いものを作れば自然と売れる」という前提のもと、情報発信やブランド設計が後回しになりがちです。その結果、価格競争に巻き込まれたり、卸依存から抜け出せない状況が続くケースも少なくありません。
高知県で手袋・靴下を製造する大勝製造所
品質に定評がある一方で抱えていた販路の課題
高知県に拠点を置く大勝製造所は、手袋や靴下などの製品を長年にわたり製造してきた家族経営の製造業です。品質面では高い評価を受けており、大手企業からの発注実績もあります。一方で、自社ブランドとしての発信や直接顧客との接点づくりには十分に取り組めておらず、卸を中心とした販売構造に依存してきました。製品力と市場での認知・価値伝達との間にギャップが生じていた点が、同社の大きな課題でした。