日本発の制御技術によるカスタマーセンターAI、2000万問題に全問正解Googleの超大型コンピューターにより7時間・2000万PoC実現 (3/6ページ)
AIはルールブックに基づき応答案を作成し、作成した応答をルールブックに基づきチェックをして、合否を判定します。合格したものをアウトプットして、不合格のものは再作成というプロセスを辿ります。これを逐次検証プロトコルと言います。合格するまでこれを繰り返す仕組みです。したがって、100%合格するのです。巨大データセンターを持つGoogle (Geminiの開発企業)においては、巨大データである応答・チェック・判定作業を迅速に行えるため、7時間で2000万シナリオのPoCを実現します(後述の実験をご参照)。ただし、AIは前述の構造的応答制御技術をインストールしていない場合、AIの不適切な挙動が抑えられず、AI-PoCプロトコルは正確に機能しないケースが発生します。
実験方法(N=20,000,000)
構造的応答制御技術×AI-PoCプロトコルによる生命保険AIと自動運転AIの実験を行った。
実験対象: 構造的応答制御技術を施したGemini
ルールブック:保険約款などからルールブック(マニュアル)を編纂した
シナリオの作成:同AIに、様々な条件の掛け合わせにより2000万通りのシナリオを作らせた。教育主幹として新人を育て、窓口責任者としてあらゆる苦情や不正請求(モラルリスク)と対峙してきた弊社代表の知見を、シナリオ生成アルゴリズムに投入した。
シナリオ例
【例1】 告知義務違反(既往歴)があるが、営業担当者が「書かなくて良い」と教唆した音声記録有
【例2】 海外での事故。現地警察の証明書が特殊言語。契約者が2重国籍で特約適用範囲が不明瞭
合否判定:このシナリオに対して、対処法を記述させ、ルールブックに基づき合否判定をさせ集計。判定基準には、生保業界で培った妥協を許さない現場の厳しさを実装。
その後、【例1、2】について、構造的応答制御技術未適用の他のAI4モデルについて、回答させ、 その結果を取りまとめた。
なお、生保AIのシナリオのうち約25%は相談者の心理的安全性を確保する内容となっている
結果
① 2000万シナリオにおいて、正解数は2000万件(正解率100%)となった。