所作を壊さないDXとは? MPAC×S-Pittシリーズの飲食店決済戦略 (3/4ページ)
この構成によって、クラウドの柔軟性と、クレジット決済に求められる高いセキュリティの両立を実現した。決済ネットワークには、三菱UFJ銀行が提供する「SP-NET」を採用。分割払いやボーナス払いを必要としない飲食店においては、このSP-NETの高速かつ安定した決済性能が最適であると判断したという。「S-Pitt」シリーズでは、端末から決済ネットワークへ直接セキュアな接続を行う方式を採用している。
このようにサービスをクラウドで動かす設計にした結果、端末は非常に軽量になり、管理も格段に容易になった。クラウドでは端末単位ではなく「店舗単位」で決済を管理する。そのため、どの端末でどの処理を行ったかを個別に意識する必要がなく、シームレスな店舗運営が可能となる。
端末は設定情報をほとんど持たず、すべてクラウドで管理されるため、「この端末をこの店舗で使う」という紐付け作業だけで、すぐに利用を開始できる。繁忙時には他店舗から端末を一時的に持ち込んで台数を増やしたり、万一端末が故障した場合でも別の端末を紐付け直すことで、営業を止めずに継続することが可能。
通信面では、Wi-FiとSIM通信の両方に対応し、Wi-Fi障害時にはSIM通信への切り替えもできる。SIM通信を利用した月のみ費用が発生し、通常時のWi-Fi利用に追加コストはかからない。