なぜ戦国時代の武将は「鷹狩り」を好んだ?家康もハマった、娯楽だけじゃない政治的な狙い (2/4ページ)
また鷹狩りの日取りを決めるための占いや、成功を願う祈祷なども行われたことでしょう。
そこまでやるか?と思ってしまいますが、鷹狩りは単なる娯楽や気晴らしではなく、領主の威信をかけた一大事業だったようです。
鷹狩りに出立!領内を巡視そうこうしている内に当日を迎えたら、いざ鷹狩りへ出立しましょう。
と言ってもブラっと出かけるわけにはいかず、領主の威厳を人々にアピールしなくてはなりません。
後世の大名行列さながら、手入れの行き届いた武装や、統率のとれた行進をもって精強さを内外に示します。
また現地へ向かうルート選びも重要で、領内を効果的に視察する狙いがありました。
特に反抗的な者が多い地域では、主従ともに武威を示し、眼を光らせたことでしょう。
いざ鷹狩り開始!成果はいかに?
狩場へ到着したら、いよいよ鷹狩りの始まりです。
勢子(せこ)たちが藪や繁みを棒で打ったり、太鼓を鳴らしたりして、鳥や獣を追い立てました。
あらかじめ草木を刈払っておいた広場に獲物が出てきたところへ鷹をけしかけ、一気に仕留めさせます。
鷹が獲物を仕留める雄姿は武勇を象徴し、また狩りの成功は、領主の統治が天意に適っていることを示しました。
もちろんそうなるように家臣たちが現地をととのえるなど、入念に下ごしらえをしたことは言うまでもありません。
賜答の儀式で関係強化かくして鷹狩りがつつがなく終了すると、主従による賜答(しとう)の儀式が行われます。