小一郎と藤吉郎は実兄弟なのか?『豊臣兄弟!』では描かれない2人の少年時代の謎に迫る (3/5ページ)
弥右衛門の叔母たちは青木家や福島家など苗字を名乗れる家へ嫁いでおり、家格が釣り合う≒下級武士だったのでしょう。
一説には尾張守護代の織田大和守家に仕える在地被官だったとも言われます。
ただし「苗字は武士しか名乗れない」いわゆる「苗字帯刀」制度が確立したのは江戸時代であり、百姓であっても苗字を名乗っていた可能性は否定できません。
小一郎と藤吉郎は実兄弟?これまで、姉ともと藤吉郎は弥右衛門の子、小一郎と妹あさひ(倉沢杏奈)は継父である竹阿弥(ちくあみ)の子と言われてきました。
※母親は4人とも同じ大政所(なか)です。
しかし近年では研究の結果、4人とも木下弥右衛門の子であると言われるようになりました。
弥右衛門が出家して竹阿弥と名乗った、つまり弥右衛門と竹阿弥は同一人物だと言うのです。
今回の「豊臣兄弟!」でも、その説が採用されていましたね。
小一郎と藤吉郎。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」公式サイトより。🄫NHK。
故郷の中村は極貧だった?『武功夜話』によると、中村を支配していたのは深田城主・織田右衛門(うゑもん)なる者でした。