江戸時代の農民、実は現代人よりかなり豊かだった!?庶民がお伊勢参りや長期休暇を楽しめた理由 (2/5ページ)

Japaaan

江戸時代の旅行事情【1】

現代の伊勢神宮内宮前

当時の日本の人口は約三千万人ですから、国民の一割以上が旅に出た計算になります。これは同時代の世界を見渡しても、極めて異例の規模です。

同時代のヨーロッパでは、農民が長距離を移動することなど到底不可能でした。ところが日本では、農民が数百キロの旅に出ることが一般的な文化だったのです。

これは、彼らが旅費を捻出できるだけの経済的余力を持っていた証拠です。

同時に、村の労働を共同体で補い合える高度な社会システムが存在していたことも大きいでしょう。

江戸時代の農民像は、私たちが抱く貧困のイメージとは大きく異なります。彼らは、自らの足で広い世界を見に行けるだけの自由と富を持っていたのです。

二週間のバカンス

お伊勢参りがこれほど広まった背景には、御師と呼ばれる人々の存在がありました。彼らは全国の村を回り、参拝の勧誘や宿の手配まで行うプロの集団でした。

彼らはいわば、江戸時代の旅行代理店のような役割を果たしていました。

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