2024年紅麹事案 研究解説⑪「コカ・コーラが示す食薬区分の本質――危険を制度で管理してブランドを生んだアメリカ、文化を消した日本――」 (4/5ページ)

バリュープレス



5.日米対比——制度で管理してブランドを生むか、文化を消すか


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コカ葉のコカインは厳格に管理されることで医療用麻薬として社会的価値を持ち、残りの成分はコカ・コーラという世界ブランドの一部となった。食薬区分が法制度として明確に機能した結果である。

一方、日本ではモナコリンKの食薬区分問題を20年以上放置した結果、1件の製品事故を契機として千年続いた東アジアの紅麹食文化全体が「危険なもの」として扱われるに至った。行政のQ&Aにおける「紅麹と麹は違う」という説明がその象徴である。

アメリカは「危険を制度で管理してブランドを生んだ」。日本は「危険を恐れて文化を消した」。怒りを通り越して、もはや呆れるばかりである。
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