AI時代にこそ「資格」が武器になる理由 ─ USCPA×英語×AIで構築する、一生モノのキャリア戦略 (3/4ページ)
ChatGPTが変えた世界 ─ AIは英語学習の壁を破壊する
USCPA取得後、外資系コンサルティングファームへ転身した古江さんに、さらなる衝撃が起きた。それが2023年、ChatGPTとの出会いだ。
「英語での資料作成やミーティングが日常の環境で、AIによる翻訳・要約は劇的な効率化をもたらしました。これは時代が変わると直感しました」。例えば、かつて時間がかかっていた英文メールの作成も、AIを使えば要件を一瞬で文章化できる。
現在、古江さんはAIを英語学習の最強のパートナーとして活用している。最新ニュースを拾い読みするだけでなく、「この記事をTOEIC形式の問題に作り替えて」とAIに指示を出し、自分専用の教材を瞬時に生成する。「AIは学習のハードルを劇的に下げた」と古江さんは分析するが、それは同時に「人間に求められる価値の変化」をも意味していた。
逆説の価値 ─ AI時代にこそ「資格」が輝く理由AIが普及し、誰でも流暢な文章が書けるようになった現在。古江さんは「資格の価値はむしろ上がっている」と断言する。
「AIで何でも作れるからこそ、その情報の信頼性が問われる。AIが使えない試験環境を突破したという事実は、その人の思考力と知識の裏付けになります」。独立後、「会社の看板」を失った古江さんを支えたのは、USCPAという肩書きへの信頼だった。オンラインでの商談やBtoBの取引において、このバックボーンがあることで、初対面でも「信頼に値するプロ」として扱われるという。
会計士の仕事は今後、単純な作業からアドバイザリーや意思決定のサポートへとシフトしていくだろう。古江さんは「人間にしかできない判断が必要な領域、例えばCFOのような役割の需要はこれからもなくならない」と見据えている。