「異常なし」なのになぜ苦しい? 春に繰り返す腹痛・下痢、原因は”脳”にあった (3/3ページ)

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睡眠も重要で、夜更かしや寝る前のスマートフォン操作は胃腸の安定を妨げる。軽い散歩やストレッチ、深呼吸で呼吸を整えることも、緊張をほぐして症状を和らげる助けになる。

こんな症状は「見逃し厳禁」のサイン

最後に渡海先生は、受診すべき危険サインをこう整理する。

血便・黒い便、原因不明の体重減少(6か月以内に3kg以上)、発熱、貧血、夜中に目が覚めるほどの腹痛、繰り返す嘔吐、飲み込みにくさ——これらは大腸がんや炎症性腸疾患など、機能性疾患とは異なる病気のサインとなりえる。

「ストレスによる胃腸トラブルはよくありますが、全部をストレスのせいにしてはいけません。似た症状の裏に別の病気が隠れていることもあります。気になる症状は早めに専門医に相談してください」

「気のせい」と片づけられてきた症状にも、きちんとした理由がある。脳と腸のつながりを知ることが、自分の体と向き合う第一歩になる。

【取材協力】
半蔵門 渡海消化器・内視鏡クリニック
院長 渡海 義隆 先生(消化器内科専門医)
日本内科学会 認定内科医 / 日本消化器病学会 専門医 日本消化器内視鏡学会 専門医・指導医・評議員
https://tokai-naishikyo.jp

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