「おかん、ロックマンみたいな曲作れる?」——その一言が、35年眠っていた伝説を呼び覚ました (1/3ページ)
ロックマン楽曲制作に関わった作曲家が35年ぶりに“再起動” TikTokで212万再生を記録
2024年の夏、一本のTikTok動画が静かに投稿された。
「おかん、ロックマンみたいな曲作れる?」
「うん、まあ作れるけど」
「じゃあ作って」
「よっしゃ」
5分後、シンセサイザーの前に座ったおかんが「できたで」と呼ぶ。流れてきたのは、SF感あふれるテクノポップな旋律——たしかにロックマンの世界に存在するような、完成度の高い一曲だった。
コメント欄には次のような声が寄せられた。
「ロックマンがデータベースにちゃんと入ってる時点で素敵おかん」
「ご飯感覚で作曲するじゃん『できたで〜』って笑」
「最後の余韻がロックマン知ってるなw」「おかん何者なんや」
TikTokでの再生数は212万回を突破し、SNSは騒然となった。
そして間もなく、「おかん」の正体が明かされた。
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■「本物かと思ったら本当に本物だった」
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「本物かと思ったら本当に本物だった」
「ロックマン3好きだからこれはたまらん」
といった驚きと絶賛のコメントが寄せられ、投稿には5万件を超えるいいねが付いた。
Xでは「tiktok観てて気になってたんだけど、やはり藤田さんっぽいな…。
がっつりロックマンの作曲に関わった人やないかい!」という声も上がり、コアなゲーム音楽ファンたちが「知っていた」ことへの興奮を露わにした。
そして藤田氏本人も、こう投稿した。
「はい!すみません ロックマンの作曲家がまた、34年ぶりにロックマンの曲作りましたwww」
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■ なぜ、あの頃に会社を辞めたのか
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ロックマン3の制作途中、藤田氏は会社を退職。
理由は、息子を産むためでした。
ニードルマンステージ、ジェミニマンステージ、スタッフロール——それらの楽曲を完成させながら、彼女はその職場を去った。