口元の印象、放置してない? 歯科医が教える“歯並びと噛み合わせ”が第一印象に与える意外な影響 (3/3ページ)
毎日のセルフケアと“小さな違和感”を見逃さないことが大切

口元の健康を保つには、毎日のセルフケアと、お口の変化に気づく観察眼が欠かせない。杉森先生は「顔のスキンケアの延長で、お口の中も毎日見てほしい」と呼びかける。左右バランスよく噛めているか、食いしばりの癖はないか、といった点を意識することも、歯の寿命を延ばすために大切だ。
また、受診の目安は痛みや腫れが出てからではなく、「以前より食べ物が挟まりやすい」「笑ったときの歯ぐきの見え方が変わった」「顎を動かすと音がする」など、小さな違和感を感じたとき。そうしたサインが、噛み合わせのバランスの変化を知らせていることもある。
加えて、近年はマウスピース型矯正の普及で矯正治療が身近になった一方、治療の質を見極めることの重要性も増している。医師選びに迷った際は、日本矯正歯科学会の認定医かどうかを一つの参考にするのもよいという。
新生活は、自分の印象や習慣を見直すきっかけになりやすい時期。口元の悩みをそのままにせず、一度専門家に相談してみることが、これから先の健康と笑顔につながる第一歩になるかもしれない。

【取材協力】
東京先進医療クリニック
歯科診療部長 杉森 匡 先生
歯科医師・歯学博士/日本矯正歯科学会認定医
https://www.admd.jp