口元の印象、放置してない? 歯科医が教える“歯並びと噛み合わせ”が第一印象に与える意外な影響 (1/3ページ)
新年度が始まり、入学や就職、異動などをきっかけに、新しい人間関係が広がる時期。5月に入り、少しずつ日常が落ち着いてくるなかで、「口元の印象が気になる」「歯並びや噛み合わせをこの機会に見直したい」と感じ始める人もいるのではないだろうか。服装や髪形と同じように、笑顔や会話の際に目に入りやすい口元は、第一印象にも関わる大切な要素だ。そこで今回は、東京先進医療クリニックの歯科診療部長・杉森匡先生に、歯並び・噛み合わせが見た目や日常生活に与える影響、矯正治療の基本、そして受診の目安までを聞いた。
歯並びを整えることは、未来の自分をいたわること杉森先生は、歯並びを整えることについて「見た目をキレイにするだけでなく、『5年後、10年後の自分をいたわること』にもつながる」と話す。
歯並びが整うと、口元のバランスが整い、清潔感や上品な印象が高まりやすくなる。それによって第一印象がよくなるだけでなく、「口元を隠さず笑える」という心の変化が、表情そのものを明るくしてくれるという。自分の笑顔に自信が持てるようになることは、気持ちまで前向きにしてくれる大きな要素だ。
一方で、メリットは見た目だけではない。歯並びが整うと日々のブラッシングがしやすくなり、磨き残しが減ることで、むし歯や歯周病、将来的に歯を失うリスクを抑えやすくなる。矯正は、ただ歯を並べる治療ではなく、「しっかり噛めて、自信を持って笑える」状態を目指す、一生ものの健康の基盤づくりでもある。
矯正治療は「大人になってからでも遅くない」新生活をきっかけに矯正を考えても、「期間はどれくらい?」「今からでも遅くない?」「痛みは強い?」と不安を感じる人は多い。
杉森先生によると、全体矯正の期間の目安は約2年。通院頻度は1〜2か月に1回程度で、仕事や育児と両立しながら続ける人も少なくないという。また、歯を支える骨が健康であれば、年齢に大きな制限はなく、「今」が始めどきだと話す。特に大人は目的意識が高く、セルフケアも丁寧に行う傾向があるため、治療がスムーズに進みやすい面もあるそうだ。