戦国時代、女性が見せた前代未聞の奮戦!夫と共に10倍の敵に挑んだ女武者・はなの壮絶な最期 (3/4ページ)
前置きが長くなってしまいましたが、ここから頼辰夫妻の紹介となります。
諏訪頼隣(よりちか)の三男として生まれた頼辰は、従兄である頼重の死後に父と共に武田氏に仕えます。
兄には諏訪衆の筆頭となった諏訪頼豊、空席だった諏訪大社の大祝となった諏訪頼忠がいました。こんな経歴の兄たちの中で頼辰はパッとしなかったのかもしれません。
しかし、天正10年(1582)に起きた高遠城の戦いで活躍を見せました。
武田軍は高遠城城主・仁科盛信のもと、3万人の織田軍に対して3千人の兵で籠城戦にて迎え撃ちます。頼辰も妻のはなと共に戦いますが、10倍の兵力差にはかなわずに共々壮絶な最期を迎えました。
その際、はなは刀を抜いて敵兵を討ち取っていたことから、『信長公記』には「比類なき働き前代未聞の次第なり」との評価を受けています。はなのこのような獅子奮迅の活躍は夫だけではなく、周りの味方も勇気づけた事でしょう。
頼辰もはなの活躍を誇りに思ったに違いありませんね。
