死んだはずの男が13回忌に帰還!江戸時代、無人島で13年生き延びた漂流民・野村長平の奇跡 (3/4ページ)
なお、羽毛は寝具にも転用していました。
鳥島からの脱出と奇跡的な帰還長平の無人島生活は、最終的になんと約13年にも及びました。彼が漂着してから数年後、大阪船、薩摩船の船乗りたちも島に漂着。島には十数名の集団が形成され、協力しあっていました。そして、脱出の計画も立て始めます。
まずは島にあるもの、流れ着いた材木などを利用し、小型船を作ります。造船には大きな苦労が伴いましたが、寛政9年(1797年)、ついに完成。船に乗り込んで島を出発し、なんとか八丈島に到達し、そこから江戸へ送還されることになりました。
長平は寛政10年(1798年)1月19日に土佐へ帰還しましたが、この時ちょうど地元では長平の13回忌が営まれていたといいます。そして、上記のとおり、土佐藩から野村姓をたまわりました。
その後は、結婚し子宝にも恵まれ、60年で亡くなりました。帰還後につけられた「無人島長平」のあだ名は、彼の墓石にも刻まれています。