死んだはずの男が13回忌に帰還!江戸時代、無人島で13年生き延びた漂流民・野村長平の奇跡 (2/4ページ)

Japaaan

そんな状況を救うため、土佐藩赤岡村(現在の高知県香南市赤岡町)から田野(現在の高知県安芸郡田野町)へ向けて蔵米(おくらまい:幕府や藩などの蔵に年貢として収納された米)250俵を運ぶための船に長平は乗っていたのです。

しかし、その帰路、嵐(冬に吹く強烈な季節風「シラ」)に遭い、漂流してしまいます。

13日と11時間という長い漂流ののち、たどり着いたのが「鳥島」という無人島でした。伊豆諸島のひとつで、東京から約600kmほど南に位置しています。

鳥島(伊豆鳥島)

鳥島での過酷なサバイバル生活

鳥島は孤島であり、無人島(現在も人は住んでいません)で、水も無く、草木も無く、小動物もいない火山島。非常に過酷な状況の島ですが、長平らが漂着した際は船に乗っていた12名全員が生きていたという説もあれば、長平を含めて4人だけだったという説もあります。

そして、漂着後2年(10年という説も)ほどのうちに他の人も亡くなり、長平一人だけが残されました。他の船員の死因については、衰弱死または食べ物が合わなかったことなどが考えられています。

長平は、主食として大鳥(アホウドリ:島に大量生息)の肉や卵を食べていたようです。食べ終わった卵は、殻も無駄にせずそこに雨水を貯めていました。

また、服についても、主食としていた「大鳥(アホウドリ)」の皮と羽毛を使っていたと言われています。

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