美容医療「選び方」の時代へ 情報過多のなかで問われる適切な判断 (1/2ページ)

TREND NEWS CASTER

美容医療「選び方」の時代へ 情報過多のなかで問われる適切な判断
美容医療「選び方」の時代へ 情報過多のなかで問われる適切な判断

美容医療を検討したことがある人が直面する最初の壁は、情報の多さではなく、何を信じればいいかわからないことかもしれない。

SNSや動画サイトの普及で施術情報に触れる機会は増えた。しかし国民生活センターが公表している相談事例が示すように、情報量の増加は必ずしも適切な理解につながらない。契約内容の認識違い、解約トラブル、施術後の想定外の結果——こうした問題は、美容医療が「身近」になった裏側で静かに積み上がっている。

「切らない治療」はリスクゼロではない

近年、ダウンタイムが短く周囲に気付かれにくいとして、メスを使わない美容医療への関心が高まっている。HIFUや高周波治療、注入治療などは選択肢として広がりつつある一方、「切らないから安全」という認識が先行しやすいという側面もある。
ミサクリニック六本木本院で診療を行う寺井美佐栄氏は、この点について率直に語る。「メスを使わない治療であっても、適応を誤ったり施術方法が適切でなければ有害事象は起き得ます。全身状態や既往歴、肌の状態、過去の治療歴を踏まえた判断が前提です」
同院では、たるみ・クマ・肌質などの悩みに対して、肌・脂肪・筋膜・骨格といった複数の要素を診たうえで治療方針を検討するという。流行している施術を当てはめるのではなく、患者ごとの状態に応じて適応を判断するアプローチだ。
すべての患者に同じ治療が適しているわけではない。この当然の前提が、美容医療では見落とされやすい。

ドクターズコスメ市場に潜む「信頼の問題」

美容医療の周辺では、施術だけでなくスキンケア商品やサプリメントを含めたサービス展開も広がっている。「ドクターズコスメ」と呼ばれる医療機関発のスキンケア商品もその一つだ。

ミサクリニックも「Do skin」というオリジナルのスキンケアラインを展開している。寺井氏によると、開発の背景には自身の出産後の肌変化があり、敏感肌や施術後のデリケートな状態でも使いやすいものを目指したという。

ただしここで注意が必要なのは、化粧品は医薬品ではなく、疾病の治療効果を標榜することはできないという点だ。

「美容医療「選び方」の時代へ 情報過多のなかで問われる適切な判断」のページです。デイリーニュースオンラインは、美容医療女子などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る