【薬剤師に聞く】男性更年期の対策に最もおすすめのサプリ3選 (2/6ページ)
【記事のサマリー】
●イメージ先行のサプリメント選びへの警鐘
男性更年期対策サプリの鉄板として知名度の高いマカや亜鉛ですが、専門家の立場から注意が促されています。牛尾氏は、マカや亜鉛は世間のイメージが先行しており、実際の研究データを参照する限り、テストステロンを大きく向上させることは難しいと指摘しています。
具体的にいうと、マカについては1.5〜3gという高用量を3ヶ月間継続摂取した臨床試験においても、テストステロン値の向上は確認されなかったと牛尾氏は解説しています。また亜鉛に関しても、体内でテストステロンを生成するために不可欠な必須栄養素ではあるものの、亜鉛の役割はあくまで食事からの「不足を補う」ことにとどまると説明。亜鉛が不足していない健康な男性がサプリメントで大量摂取したとしても、限界を超えてテストステロンが向上しなかったというデータが報告されていると述べています。牛尾氏は、実際のデータを確認せずにイメージだけで成分を選択してしまうと、期待していたような変化が得られない結果に陥りかねないとして、データに基づく成分選びの重要性を訴えています。
●専門家が提唱する男性更年期対策サプリの選び方とは
牛尾氏は、なんとなくのイメージに頼るのではなく「研究データを基に有用性が期待でき、かつ継続摂取において懸念がない素材」を選ぶことが何より大切だと語ります。具体的には、以下の3条件を満たす製品を推奨しています。
第一の条件は、体内で実際に活性を持って働く「遊離テストステロン」の向上が研究データで確認されている素材を選ぶこと。第二の条件は、国際的な指標である「AMSスコア(男性更年期スコア)」の改善データがあることです。不調の根本原因と実際のお悩みへのアプローチが確認されている素材を選ぶことが有用な対策になると牛尾氏は説きます。
第三の条件として牛尾氏が強く訴えるのが、継続を前提とした「安全性」です。テストステロンを高めるとうたう海外サプリメントの中には、アシュワガンダやトリビュラスなど、日本ではリスクが高いとして「医薬品成分」に指定されているものが含まれるケースがあると指摘。