5児の母・辻希美が直面した「受診の迷い」 アトピー治療とアレルギーマーチの現在地 (2/3ページ)

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本セミナーの大きなテーマは、生活環境が変わる「3歳・6歳・12歳」という節目での治療の見直し。幼稚園、小学校、中学校への進学は、子どもの肌にとって刺激が増えるだけでなく、親の目が届きにくくなるタイミングでもある。辻はこの提案に対し、「入学だったり卒業だったり、親にとっても生活がガラリと変わる。そのタイミングで一度、子どもの体を見直すとか、アレルギー検査に行ってみるとか、治療をどうするみたいなこととかもやっぱり、一旦見直すっていうことが大事なんだなって改めて思いました」と深く共感した。

さらに、アトピー性皮膚炎における「劇的な治療の進化」についても議論が及んだ。かつてはステロイド外用薬などによる外用治療が中心だったが、2018年以降は生物学的製剤や分子標的薬といった新しい選択肢も広がっている。現在は、症状がない、またはあっても軽微で日常生活への支障が少ない「寛解」に近い状態を、長期的に維持することも目指せるようになっている。

長尾先生が、最新治療によって厳しい食事制限から解放された11歳の少女の事例を紹介すると、辻は「知ってるのか知らないのかで全然選択肢がガラッと変わってくる。一人でも多くのパパだったりママだったり、保護者の方にこのお話が届いたらいいな」と情報の周知を願った。

一方で、日々のケアを担う保護者の精神的負担も深刻だ。約6割の保護者がケアによるストレスを感じている現実に対し、辻は「『痒い』って一番難しい。

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