日本企業のAI導入に「内閣制」を。複数AIを役割分担させる統合AI運用基盤「Naikaku AI 統合システム」を公開 (3/5ページ)

バリュープレス



■ローカルAIを安全弁に、グローバルAIを推進力に
Naikaku AI 統合システムは、すべてをローカルAIだけで完結させることを目指すものではありません。
高性能なAIを自社だけで開発・訓練・運用するには、GPU、電力、設備投資、専門人材、継続的な保守体制が必要です。特に中小企業や地方企業にとって、世界最先端の大規模モデルと同等の環境をすべて自前で持つことは現実的ではありません。
一方で、企業利用においては、機密情報、顧客データ、社内判断、承認記録などを無制限に外部AIへ渡すこともできません。
そこでNaikaku AI では、ローカルAIを「すべてを処理する主役」としてではなく、情報管理、分類、監督、承認、安全確認のための安全弁として位置づけます。機密性の高い情報はローカル環境や限定されたロールで扱い、外部へ出してよい情報、匿名化された情報、一般的な推論や文章生成が必要な部分については、グローバルな高性能AIや外部APIを活用します。
重要なのは、AIを国内か海外か、ローカルかクラウドかで単純に分けることではありません。どの情報を守り、どの処理に強い算力を使い、どの段階で人間が確認し、どの証跡を残すかを設計することです。
Naikaku AI は、ローカルAIによる安全性と、グローバルAIによる高度な推論能力を対立させるのではなく、役割ごとに組み合わせることで、企業が安全性と生産性を両立しながらAIを活用できる環境を目指します。

■ソース公開版と企業向けカスタマイズ
公開版は、開発者や研究者がローカル環境で試せる非商用向けソース公開版として提供します。
一方で、企業や研究機関向けには、以下のような個別カスタマイズにも対応します。
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