iPhoneの中で「調べ、計算し、検証する」ローカルAIへ——「LocaNeco 2.0」を発表 (1/5ページ)
回答の速さと深さを選べる新エージェントを搭載。オンデバイスAIのプライバシーと、根拠に基づく回答を両立
LocaNeco開発チームは、iPhone・iPad向けローカルAIクライアント「LocaNeco(ロカネコ)」のメジャーアップデート「LocaNeco 2.0」を発表します。提供開始しました。
LocaNecoは、ユーザーが選んだAIモデルを端末上で動かし、チャット、画像生成、会話内容を引き継ぐProject Memoryなどを利用できるiOS向けアプリです。テキスト生成にはllama.cpp、画像生成にはstable-diffusion.cppを採用し、対応モデルの推論を端末内で実行します。
2.0では、ローカルで動く小型AIモデルの特性を生かしながら回答精度を高めるため、エージェント機能を全面的に刷新しました。AIが質問に必要な調査項目や計算式を判断し、必要に応じてWeb検索、追加調査、端末内の電卓による計算を行ったうえで回答します。単に「知っているつもり」で答えるのではなく、必要な情報を集め、根拠と照合してから答える体験を目指しました。
LocaNeco 2.0の主な新機能
1.質問に応じて調査を進める、多段エージェント
新しいエージェントは、質問から調べるべき語句と必要な計算を抽出し、検索結果を確認して不足する情報があれば追加調査します。複数の事実を順番につなぐ質問にも対応し、参照した情報源は回答とともに確認できます。
調査の判断は固定のキーワード表ではなく、選択したローカルAIモデルが文脈に応じて行います。判断結果は文法制約付きのJSONとして生成され、アプリが実行できる処理だけを安全に扱います。
2.回答ごとに選べる4段階の「思考の深さ」
チャットごとに「最速」「標準」「高」「最高」の4段階から、回答にかける処理の深さを選べるようになりました。