熊本地震の被災地で、必要とされる支援を――サイエントロジー・ボランティア・ミニスターが現地での救援活動 (2/5ページ)
その後は、支援物資の搬入や仕分け、被災した住宅からの家財の搬出・片付けなど、現地で求められるさまざまな活動に取り組みました。支援物資の搬入では、現地の団体とも協力しながら作業を行いました。
被災家屋の片付けでは、家具や生活用品などの搬出を行いました。その中で、ボランティアたちが大切にしていたのが、壊れた家具や生活用品を単に「ゴミ」と呼ばず、「家財」と呼ぶことでした。ある住民の方が片付けを終えた後、「スッキリしたけれど、なんだか寂しいね」と話されたといいます。外から見れば処分するものでも、そこには長年暮らしてきた生活や思い出があります。
被災地での支援は、ただ物を運び出したり、家を片付けたりするだけではありません。そこに暮らしてきた一人ひとりの思いに触れながら活動することの大切さを、ボランティアたちは現場で学びました。
■黄色いTシャツがつないだ地域との信頼
活動を続ける中で、地域の方々とのつながりも生まれていきました。黄色いTシャツを着て活動するボランティアの姿を見た近隣住民から、「私の家も片付けてもらえませんか?」と声をかけられることもありました。
継続して活動することで、地域の方々から「黄色いTシャツの人たちは信頼できる」と受け止めてもらえるようになり、以前に家財の搬出を手伝った住民と再び顔を合わせ、生活上の困りごとについて相談を受ける場面もありました。
一度支援して終わるのではなく、同じ地域で活動を続け、顔を合わせ、話を聞く。その積み重ねが、少しずつ信頼につながっていきました。
■避難所で、身体と心に寄り添う「アシスト」
活動では、避難所などで、被災された方々に対して、ボランティア・ミニスターの援助技術である、被災者の精神的ショックを和らげ、自己回復能力を高める独自のケア技術「アシスト」を提供しています。 実際に、被災された方々は余震で安心して寝られず、倒壊した家屋、道路の亀裂などの光景を目にし、常に厳しい環境で過ごしているため、身体や心のケアがとても求められています。