煙が下へ流れる“没入型香炉”「UNKAI|雲海」 Makuakeにて、専用プロダクトセットのプロジェクト開始 (2/3ページ)

ウーマンアプス



IROIVが着目したのは、香りだけではなく、煙によって生まれる景色そのものを楽しむという発想でした。

約2000年前に存在した香炉文化の思想を、現代の暮らしと町工場の技術によって再解釈しています。

■『なぜ、煙が下に流れるのか』

「UNKAI|雲海」の特徴である、下へ流れる煙。

その現象には、鉄の熱伝導と本体内部に生まれる温度差が関係しています。

お香に火を灯すと、その燃焼熱によって本体上部は熱を持ちます。一方、本体下部は上部と比較して低い温度を保ちます。

「UNKAI|雲海」は、この上下に生まれる温度差と独自に設計した内部構造を利用し、煙の流れをコントロールしています。

さらに、燃焼状態を調整することで、景色として視認できる煙量を確保。

本体内部を通った煙は下部の排出口へと導かれ、外へ出ると、通常のお香とは反対に地を這うようにゆっくりと下へ流れていきます。

電気やモーターで煙を動かしているわけではありません。

お香に火を灯すというアナログな行為と、鉄の性質、温度差、独自に設計した構造。

それらを組み合わせることで、雲海のような煙の景色を生み出しています。

本構造については現在、特許出願中です。

■『自然の雲海と、煙の雲海』

自然界の雲海は、山間部などで空気が冷やされ、空気中の水分が霧や層雲となって低い場所に広がることで現れます。

自然の雲海と「UNKAI|雲海」は、もちろん同じ現象ではありません。

しかし、温度の変化が関係し、低い場所に漂うものがひとつの景色として現れる。

その自然現象に着想を得て、鉄とお香によって暮らしの中につくり出した景色が「UNKAI|雲海」です。

山へ行かなければ出会えなかった雲海のような景色を、日常へ。

IROIVが掲げる「自然へ行くのではなく、暮らしに自然を迎え入れる。」という考え方を象徴するプロダクトのひとつです。
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