金曜日の夜は、マルハン新世界店の上に注目 笑い声とツッコミ聞こえる〝ザ・大阪〟なドローンショー (3/4ページ)

Jタウンネット

季節や地域に合わせた演出を楽しんでもらいながら、その一部に企業広告を組み込む構成になっているという。

「単なる広告表示ではなく、ストーリー性や演出性を持たせることで、広告そのものもエンターテインメントとして楽しんでいただける、新しい広告媒体を目指しています」(協和産業)

企画のきっかけは、「日常的に楽しめるドローンショー」がまだ存在しなかったこと。

「ドローンショーはイベントでは増えてきましたが、『日常的に楽しめるもの』はまだありませんでした。大阪・新世界は国内外から多くの観光客が訪れる街です。この街に新しい夜の観光コンテンツをつくりたいという想いから、このプロジェクトが始まりました」(協和産業)

マルハン側も"地域活性化"という考えに共感して実現。参考にした事例があるわけではなく、「世界でもあまり例のない都市型・常設型の広告ドローンショーを日本からつくろう」という発想で進めているという。

300機というドローンの数にも、ちゃんと理由があった。

「300機という規模であれば、企業ロゴや文字だけでなく、キャラクターや立体感のある演出まで表現できます。一方で、都市部で毎週継続して安全に運用することも重要です。表現力、安全性、運営効率のバランスを考えた結果、300機が最適だと判断しました」(協和産業)

特筆すべきは、やはり都市部での常設運用ならではの苦労だろう。

「都市部で毎週飛ばす前例が少ないため、安全対策や行政との調整には非常に時間をかけました。飛行経路や高度、周辺環境、気象条件などを細かく検証し、関係機関と協議を重ねながら運用体制を構築しています。イベントを成功させること以上に、『毎週安全に続けられること』を最優先にしています」(協和産業)

毎回の飛行前後には全機体の点検やバッテリー管理、通信確認を実施。専任スタッフが安全確認を徹底し、天候や風速など運航基準を満たさない場合は無理に飛ばさない判断をしているそうだ。

華やかなショーの裏には、地道な積み重ねがある。

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