「天皇の母」を出し続けた蘇我一族は、なぜ古代王朝で「別格」になれたのか? (4/4ページ)
蘇我氏の強大さは馬子個人の能力だけで生まれたものではなく、天皇家との婚姻と外戚という立場を積み重ねた結果だったと考えると、その特別な地位がどのようにして築かれたのかがよく分かります。
また、こうしたやり方は後に藤原道長も採用していましたし、そもそも現在の天皇家は織田信長や徳川家康などの日本史上のビッグネームとほぼ必ず血の繋がりがあります。
武家政権の時代になると天皇の存在は薄くなりますが、実際には日本史(特に政治史)というのは天皇家・朝廷・豪族・貴族・武家・有力大名が、婚姻や官位、血縁、政治的承認などを通じて複雑につながりながら権力を動かしていたのが実態でした。
それは古代の蘇我氏から既に始まっていたのです。
参考資料:出口治明『10人の英傑が「この国」を変えた 大転換の日本史』2025年、PHP研究所
画像:Wikipedia,PhotoAC
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