「AIのいいなり投資」で失敗しないために。専門家が明かすAI時代の投資リテラシーと後悔しない資産運用術 (2/3ページ)
また、dentsu Japanチーフ・AI・オフィサーの並河 進氏は、AIには「学習データが古い可能性」「参照元のウェブ情報自体が誤っている可能性」「リスクや前提条件が示されない説明不足」という3つの限界があると解説。
専門知識がない分野ほど利用者が説明不足に気づけず、判断を委ねてしまう危険性に注意を呼びかけました。
AIで失敗しない!賢く情報を「確かめる」プロンプトとは
続くトークセッションでは、FOX UNION代表で元TBSアナウンサーの国山 ハセン氏が自身の体験談を披露。かつてAIに「次に来る個別銘柄」を尋ね、米国の中小型電力関連株を購入したものの、株価の乱高下に直面し、売り時や買い時をAIの回答だけでは判断できず塩漬け状態になった失敗を明かしました。
国山氏は「AIに判断を丸投げせず、対象銘柄や成長の根拠は自分で深く調べる必要がある」と振り返り、AIをポートフォリオのリバランス検討や思考整理の“壁打ち相手”として使う自身のルールを共有しました。
これを受けて並河氏は、AIの回答を効果的に検証するプロンプト(質問)術として、
「根拠や参照URLをAIに提示させて確認すること」
「単一案ではなく3〜5案を出させ、それぞれのメリット・デメリットを比較させること」
「『自分に必要な質問を10個出してほしい』とAIに依頼し、自身の年収や目的、リスク許容度を反映させること」
を提案しました。
ChatGPTを実践操作!ワークショップで学ぶ「最終判断」の重要性
セミナーの終盤では、参加者が自身のスマートフォンでChatGPTを操作し、資産配分案を自分の状況に合わせて再構築する体験型ワークショップが実施されました。